八つ当たり九つ当たられ
肉声憎し

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てくてく
2012年12月1日17:21

かれにとっては無きも同然だった。それというのも、習慣がすべてにやすりをかけてしまったからだ。かれは、自分になんの努力も要求しない住居の暗い影のなかを歩きまわるのだった。ほかの部屋だったら、かれは、新しいものに慣れなければならなかったろうし、そこではまた、闘わなければならなかっただろう。かれは世間に身を晒しているうわべの部分を少なくしようと思っていたし、一切が燃えつきてしまうまで眠っていたかった。こうしたもくろみでは、この部屋はかれの役に立っていた。

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