プレオープンで行った島民さんにいろいろうかがったのだけど、「水がはしる!」とか「あれはアートを超えてる!」などといううわさです。みなさん目がキラキラしておりました。
    
豊島は地形的に特殊で、土壌に水を豊富に抱えることができ、離島のなかでも自給自足が可能という珍しい島だそうです。
   
   
■構想四国 第三回S.Iフォーラム「どうする豊島」
http://www.madeinkagawa.net/crece/crece.html
    
↑これに行ってきた
crece lavoz(クレセラボス:西班牙語で“声を大にして”)
    
フォーラムをコーディネートした人(真部秀孝)は芸術際とは関係なく、もともと香川で市民活動(?)をしている県民。大きな資本が動き、観光地化されて、大きな特色を持つ島がフラットにされてしまうのを懸念して芸術際には疑問を抱いているらしい。“もともとあるいいもの”が失われていくのではないかと考えて、これから島がどうなっていくのかを心配している。
   
フォーラムのあと、偶然島の人(一部の人だけれど)の意見を聞くことが出来た
島の人たちはどちらかといえばフォーラム側をあまり快くは思っていないらしく、最初芸術際に関わってきたひとたちとフォーラム側で「一触即発、殴り合いがおこるんじゃないかと心配していた」という。主催側ともあまり近い関係ではなさそうで、島の人はフォーラムをよけいなおせっかいだというかんじだった。
(フォーラムの内容も、豊島の今後を考えるというよりは、芸術際に賛成か反対かというあまりにも限定した議論の流れになってしまい、ちょっとそれのせいでもあるのではないかとおもうが・・・)
   
私は彼らとは違いまったくの“ヨソモノ”ではあるが、なんか後々役に立つかなと思って参加した。
真部氏は香川出身、しかし豊島とはあまり馴染みがなさそうだ。それでも“地元”をよくしたい、と言っていた。その帰属意識は、どういうふうにうまれたのか気になった。
(ろーるずとかサンデルとかの政治思想の世界だよなあ・・・)
   
どこからが内側の人間で、どこからが外の人間なのかの線引きはよくわからない。
ただ、なんとなく内側に引きこもってしまうといずれ行き詰まるのではないかなあと思う。というか自身の経験からしてそう。
   
   
   
くれせらぼす?のひとらはよそよそし気で内輪~な感じがしてなんか近寄りがたかったのだが、ZENKONでお話しする機会があり、根はいいひとたちなんだなと思った。(こえびは“あいさつ”を徹底しているのだけど、改めてその意義を感じる。くれせらぼすのひとたちは多少職人気質なのかな、とも思うけど、あいさつ重要だなー)
   
一方で、芸術際は地元アーティストの登用があまりなく、多分それはもともとがんばっていた人たちからするとちょっと、疎外感を抱いてもふしぎじゃないと思う。
   
   
そういえばこえびも意外に人数あつまってなく、遠方の方ががんばっていたりで、案外地元と島の関係性を見直すのって課題だなと思った。
   
   

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