おもろいヤツはおもろい

おもんないヤツはおもんない。ていうかやっぱり真面目なヤツが好き。真面目に、がんばってるヤツ。真面目で頑張っとってもおもろないヤツもおるけど。不真面目にがんばってるやつもいたりするけど。おもろけりゃーええ。そんくらい見分ける。そら見分けられへんときもある。見分けても違うこともある。ああでも、だからって何ってわけでもない。
で、ぼくは今何してるかというと、ひたすら眠気と戦ってる。いや、戦ってるというか、徐々に侵略されてってる。抗おうともせず。酔いしれている。酔っ払ってる。カノンの調べ。春の夜の少し冷たい風。（ちょっと似てる気がする）このまま潰れる。仰向けになって。目を瞑る。照明は落としてあるから。意識はすぐにフェードアウト。バカヤロー。列車の走行音。ぼくは300系の素晴らしさを知らない。キハ46とか、そんな名前のヤツにはずいぶんお世話になったけどさ。知らない？線路の上で寝そべっても大して危なくなかった。それどころか安眠できる。いや、それは流石に嘘。ああ、もう、で、でさ。でさー。冗談じゃない。冗談じゃないよほんと。カノン？ボレロ？この旋律はいつ終わる？
いくら合理的だからって、理論的だからって、理想的で、しかも洗練された思想を持ってたとしても、嫌だ。君みたいになりたくない。これは嫉妬だ。自棄だ。ぼくは呆れたヤツだ。醜いヤツだ。
でも、違うだろ。そうじゃない。ここで何を言っても変わらない。でもいつか言わなきゃならない。何て言っていいかはわからない。今言ってもダメだ。だから、だから、ここじゃない。もう少し、先。